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ロゴで見分けるスノーピークの製造年代

日用品でも10年以上使い続けることができるアイテムは稀ですよね。

しかし、過酷な環境での使用を前提に作られているキャンプギアは、10年はもちろん30年、50年と長期にわたって使用することができます。

そしてどうせ使い続けるならどこにでもあるような量産品ではなく、一味も二味もあるキャンプギアを使いたいですよね。

以前は製造されていたけど廃盤となり入手できなくなったものや数十年前に製造されたキャンプギア

一味も二味もあり、他のキャンパーと被りにくいものも使いたいのが人の性(さが)です!

被りにくい物の定番と言えばヴィンテージ品や廃盤品ですね。

ヴィンテージの定番アイテムと言えば、ランタンとストーブです。

Coleman(コールマン)のビンテージランタンには愛好家が世界中に存在していますよね。

コールマンのランタン、ストーブ、クーラーボックスはほぼすべての製品に製造年が刻印されているので、とても分かりやすいです。

しかし、コールマン以外のメーカーではほんとんどの場合、製造年等は刻印されていません。

ではどこで判別するのかと言うと、ロゴのフォントや形状などでおおよその年代を判別することができます。

snow peak(スノーピーク)で見てみましょう

1960年代 初代ロゴ
スノーピークの初代ロゴです。
この時代はオリジナルの登山用品を販売していた時代ですね。
流通量もそう多くは無かったでしょうし、このロゴが付いている当時のアイテムは現存しているのでしょうか。
復刻モデルでしか見たことがないロゴですね。

1970年代 二代目ロゴ
このころもまだ登山用品中心に取り扱っていた時代です。
このロゴが付いている当時のアイテムも現存しているのでしょうか。
見たことがありません。

1980年代ロゴ
この年代からオートキャンプ用品の開発・販売するようになりました。
マルチスタンドもこの時代から販売されています。
初代フォールディングチェアにもこのロゴが付けられていましたね。
極稀にオークションサイトでこのロゴの製品を見かけることがあります。

1990年~1995年代ロゴ
よく旧ロゴと呼ばれているロゴですね。
このロゴの製品は流通量も多く、中古ショップやオークションサイトでよく見かけることが出来ます。
この時代のテーブルは天板にシナベニア材を使っているため、水分により剥がれてしまっている状態のものが多いんですよね。

1996年~1998年
ブランド名であったスノーピークを会社名へと採用した際に用いられたロゴです。
現行のロゴとぱっと見では見分けがつきません。

1999年~2010年
「since 1963」が「since 1958」に変更されています。
スノーピークブランドの発売年から、会社の創業年に変更されました。
現行のロゴとぱっと見では見分けがつきません。

2011年~2013年
snow peakの文字の下の「outdoor lifestyle creator」の文字が「natural lifestyle creator」に変更されています。
現行のロゴとぱっと見では見分けがつきません。
コーポレートサイトに載っているロゴは、「outdoor lifestyle creator」でした。
戻したのでしょうか。

このように、スノーピーク製品はロゴの形状で製造年を判別することが出来ます。

ただ、スノーピーク製品は1980年代以前の製品は中古ショップやオークションサイト、フリマサイトでもほとんど出回っていません。

見かけるのは1990年代以降の製品ばかりなんですよね。

ワッパーコンボやランダー3、SPドームやカーサイドジョイントはよく見かけますが。

私は残念ながらシナベニア材のフィールドキッチンテーブルやギガパワーストーブデルタポッドなど、2000年代の製品しか持っていません。

個人的には1995年に発売されたフェアリー”アン”というタープポール先端につける風見鶏のような製品がすごく欲しいです。
当時はあまり人気がなかったのか、なかなか見つからないんです。。。

ロゴの形状以外でも、品番で現行品か旧品かを見分けることができます。

スノーピークの定番商品であるアメニティドームMで言うと
SDE-001、SDE-001R、SDE-001RHとモデルチェンジのたびに品番にRの文字やHの文字が追加されています。

他の製品もほぼ共通で、一度モデルチェンジが行われるとRの文字が追加され、更にモデルチェンジが行われるとHの文字が追加されます。

2019年に製造工程の一部内容変更に伴い、竹を使用した製品の色味が変更になりました。

その際17品の品番が変更になりましたが、15品はRが追加されただけでした。

Take!チェアシリーズのみロングの品番にすでにRが付いていたからなのか、数字の部分が変わりました。

製造年の記載がなくても、ロゴ形状や品番で現行品か旧品、廃盤品ヴィンテージ品などの判別が出来ますよ。

ヴィンテージキャンプギアや廃盤品で、他のキャンパーとは違った味のあるキャンプスタイルで楽しみたいですね!




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Coleman スピードマスター500のメンテナンス

五徳の形状が特徴的なColemanのビンテージシングルストーブ スピードマスター500

せっかくなのでレビューをしつつ、簡単にメンテナンスしたいと思います。

コールマンのビンテージランタンやビンテージストーブは、メンテナンスさえすれば数十年経とうと使用できるのが魅力ですよね。



コールマン スピードマスター500

このスピードマスター500は、現行の508Aの前の508の前の502の前の500Aの前のモデルになります。
分かりづらいですね。
表にするとこんな感じです。

モデル年代
508A2000~現在
5081980年代~1990年代
5021960年代~1980年代
500A1950年代
5001940年代

今回紹介のモデルは1947年製なので70年以上も前に製造されたものとなります。

ちょうど第二次世界大戦が終戦した直後であり、1947年と言えば日本国憲法が施行された年でもありますね。
そう考えると物凄い時代を経験してきたストーブと言えます。

タンクはブラスにクロームメッキで仕上がっており、Colemanの文字とサンシャインロゴが刻印されています!
その下には「MADE IN USA」ではなく「MADE IN UNITED STATES OF AMERICA」と刻印されております。

このスピードマスターの特徴といえば、この個性的な形状の五徳となります。
現行のガソリンストーブ、508Aスポーツスター2はプレート状のパーツをクロスさせたシンプルな見た目ですが、このスピードマスター500は星形と言いますか、蜘蛛の巣のようなとても個性的な見た目をしています。

500Aシリーズになると、通常の円形の五徳へと変更されていしまっています。

この五徳の形状だけでも所有欲が湧き上がってきますよね。

サイズもシングルガソリンストーブの中ではかなり大型で、現行のスポーツスター2が約W14×H14cmなのに対し、このスピードマスター500は約W17×H18cmとなります。

このサイズであれば、グループキャンプやファミリーキャンプで使うような大きな鍋での調理も問題なさそうです。

全体のサイズは大きいのですが、給油口が現行のものと比べて小さいため、現行のフューエルファネルでは給油できません
何かで代用するか、ヴィンテージのアルミジョウゴを使う必要があります。

ガソリン抜き取りポンプも入らないので、ガソリンを抜く際はひっくり返してバシャバシャする必要があります。

分解・洗浄・メンテナンス

まず購入時の状態ですが、真鍮タンクがくすみにくすんでグレーになっちゃってます。
見た目だけはアンレデットタンクですね。

燃料キャップのガスケットパッキンが劣化していたので新品に交換しました。

ガスケットのサイズは小径サイズになります。

私はオールドコールマンのメンテナンスパーツはいつもこちらのショップで購入していますよ

>>オールドコールマン By Ten

チェックバルブやジェネレーター、バーナーリングなどの燃焼機関は不具合が出ると困るので、分解して洗浄します。

まず五徳を外します。
4か所をナット止めされているのでナットを外します。

次にこのカバーを外します。
このカバーは五徳を外した後ならどのタイミングで外しても大丈夫です。

続いてバルブ下のジャムナットを外します。
太いのと細いのが2つありますが、両方とも外します。
ジャムナットを2つとも外したらバルブ部分を上にコンっと軽く叩くとジェネレーターが外せるようになります。

ジェネレーターが外れたらこの2か所のねじを外してタンクと受け皿を分離させます。

受け皿の裏にあるネジを2か所外すとバーナーキャップを外すことができます。

バーナーキャップのねじを外すとバーナーキャップをさらに分解することができます。

ジェネレーター本体のジャムナットも外してバネやアスペストチューブを取り出します。

全て外したら洗浄です。

洗浄に使うのは、定番「花咲かG」です。
コールマンのヴィンテージランタン洗浄の際にもよく使います。

暫くつけ置き

漬け込んでいる間にタンクをピカールで磨きあげます。

クロームメッキの輝きが甦りました

そして再び組み上げて動作チェック。

強火からとろ火までしっかり調節可能です。

ただ、このBURNとLIGHTのレバーがよくわかりません。
サイトによってBURNが点火位置で炎が安定したらLIGHTにすると記載しているところもあれば、LIGHTが点火位置で、BURNは燃焼位置と解説しているところがあります。

個人的にはLIGHTで点火、その後BURNにして使用してます。

正直正解はわかりません。レバーをどっちにしていても問題なく燃焼しています。なんならレバーは中心のままでも点火できますし燃焼してます。

You TubeでもBURN→LIGHTで動画を載せている人と、LIGHT→BURNで載せている人がいます。

どっちなの。

100%の自身持ってお答えできる方がいたらぜひ教えてくださいませ。

ちなみに

しっかりプレヒートしてから点火しないと炎上するのでご注意ください

再度調べなおしたところ

LIGHT→BURNが正解のようです

英語の意味的にもそりゃそうですよね。