ROBENS(ローベンス)のベル型テント、Klondike(クロンダイク)2020年モデルを紹介します。
・ローベンスとは
・クロンダイクとは
・セット内容
・設営方法
・ノルディスク アスガルド12.6と比較
ROBENS ローベンス
1973年に設立されたデンマーク発のアウトドアメーカーです。
日本初上陸は2015年になり、日本国内での知名度は「知る人ぞ知る」というレベルかもしれませんが、クオリティやデザイン、コストパフォーマンスに優れた一流のアウトドアメーカーです。
KLONDIKE クロンダイク
スタイリッシュで快適性を兼ね備えた6人用ベルテント。
テント下部の立上りにより中型のティピーながら居住性に優れ、かつ、Aフレーム構造の大型ドアは出入りがしやすく、より広いスペース感をもたらしてくれます。フロア部はジッパーにより取り外しも可能。さらに正面入口からセンターポールかけてジッパーが付いているため様々なフロアパターンを楽しむことも出来ます。フロントドア、テント下部、天井部にはバランス良くメッシュを備え通気性にも優れています。さらに、2018モデルからはテント室内から天井部フードの開閉が可能となりました。
基本情報 | |
素材 | ハイドロテックス ポリコットン コットン35% / ポリエステル65% |
グラウンドシート (フロア) | ジッパー脱着式 210Tオックスフォード ポリエステル100% 耐水圧10000mm |
ポール | アルミ センターポール 30.8-52mm /Aフレーム 22mm |
設営サイズ | 390×370×高さ270cm |
収納サイズ | 80×27cm |
重量 | 16.7kg |
就寝人数 | 6人 |
煙突穴 | あり |
価格(税込) | 113,300円 |
セット内容
本体、センターポール、Aフレーム、Vペグ、Jペグ、センターポールハンガー、プロテクションプレート
グランドシート(フロア)とガイロープは本体に予め取り付けられています。
設営方法
まずは設営場所に入り口の位置を確認しながら広げます。
入口のファスナーが全て閉じていることを確認してください。
開けたまま設置すると、後で閉まらなくなることがあります。
位置が決まったら10角形のそれぞれの角をペグダウンしていきます。
ピンと張りながら対角線上に順番にペグダウンしていくと綺麗な形で設営することができますよ。
ループは上下に2段あります。
最初から上下ともまとめてペグダウンしてもいいですし、全体の下段を軽くペグダウンした後に上段を引っ掛けてからまとめてペグダウンしても構いません。
上段のループを下段のループに引っかけて、下段のループだけペグダウンするようにすると、非常に美しく立ち上がりますよ。
続いてセンターポールを組み立てます。
下から太い順に繋げていきます。
一番細いポールにセンターポールハンガーを挿し、プロテクションプレートを取り付けます。
センターポールハンガーはかなり高い位置(250cm前後)に来るので、身長によってはランタンを引っ掛ける際に踏み台などが必要になります。
ポールはそれぞれ固定されているわけではないので、ポールの上の方を持ってテントを立てようとすると下のポールがすっぽ抜けることがあります。
下側のプロテクションプレートもガバガバなので、テントを立てる前に付けていると、ポールを立てるためにテント内に潜っているうちにポロっと外れてしまいます。
薪ストーブをインストールする場合、センターポールを立てる前に煙突穴に煙突が通るように準備しておきましょう。
煙突穴はマジックテープで閉められているので、設営後だとこのマジックテープを剥がすのにとても苦労します。
センターポールを立ち上げたらAフレームを設置します。
テント入り口の上部に穴が開いているので、そこにAフレームの先端を差し込みます。
Aフレームの脚はテントの中に専用のポケットがありますので、そこに差し込みます。
テントが裂けるんじゃないかってくらい引っ張っても脚が入らない場合は、一度入り口横のペグを抜いてください。
入り口横のペグを抜くと簡単にAフレームの脚を差し込むことが出来ますよ。
Aフレームの設置が出来たらペグダウンし直してくださいね。
そして最後に忘れずにAフレームの先端にキャップを被せましょう。
Aフレームの設置が完了したら、あとは全体のガイロープをペグダウンしていきます。
ロープは予め本体に取り付けられています。
全体のペグダウンが完了したら完成です。
2020年モデルは正面から見て右側にROBENSのロゴが大きく入っています。
入り口の高さは約175cmなので、平均的な成人男性でも立ったまま出入りが可能です。
テント内の両サイドには赤い紐がついており、この紐を引っ張ると天井のベンチレーターを開閉することができます。
テント下部には3個の小窓もついているので、風通しは抜群です。
グランドシート(フロア)は入り口から中央部までのジップを開けることにより、土間部分を作ることも可能です。
入り口部分だけ開けて三角形型の土間にしたり、フロアとフライシートをつないでいるジップを半分まで開けてフロアとフロアレスを完全に半分に分けて使用することも可能なので、お好みのキャンプスタイルで楽しむことが出来ます。
ただ土間を作るとテント下部に大きな隙間が出来るので、真冬の寒い時期や真夏の虫が多い時期は注意が必要です。
ノルディスク アスガルド12.6と比較
クロンダイクを検討している人がよく一緒に検討しているのがノルディスクのアスガルド12.6ですね。
サイズや形、スペックがほぼ同じで、どちらにしようか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
簡単に違いを比較してみたいと思います。
クロンダイク | アスガルド12.6 | |
素材 | ハイドロテックス ポリコットン コットン35%、ポリエステル65% | テクニカルコットン コットン35%、ポリエステル65% |
グランドシート (フロア) | ジッパー脱着式 210Tオックスフォード ポリエステル100% 耐水圧10000mm | 別売り |
センターポール | アルミ製 | スチール製 高さ調節可能 |
設営サイズ | 390×370×高さ270cm | 400x375x高さ250cm |
収納サイズ | 80×27cm | 95x30cm |
重量 | 16.7kg | 21kg |
耐水圧 | 非公表 | 350mm |
就寝人数 | 最大6人 | 最大6人 |
煙突穴 | あり | なし |
価格(税込) | 113,300円 | 129,800円 |
こうして見ると、ローベンスのクロンダイクの方が圧倒的に優れていますね。
ただ収納サイズや重量を見ると、ノルディスクのアスガルドは生地がクロンダイクに比べかなり分厚く丈夫なのではと感じます。