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中古キャンプギアの選び方と注意点

新品だと値段高くなかなか手が出しにくいキャンプ用品。
少しでも費用を抑えるために中古のキャンプギアを選択するユーザーも多いと思いますが、せっかく安く手に入れても不具合等で修理やメンテナンスなどで余計な費用が掛かっては意味がないですよね。

そんな失敗をしないためにも、中古キャンプギアの選び方を解説していきます。



実店舗で購入する場合

必ず状態の確認を行いましょう。
確認するポイントは3つです。

1 破損・劣化がないか
2 付属品は揃っているか
3 動作に不具合はないか

1 破損・劣化がないか

テントやタープなどの場合

ポールの歪みやクラック(ヒビ)がないか
テントに関しては基本的にポールは曲げて使うので、多少の歪みはあっても仕方がないですが、著しく歪んでいる場合は使用中に破損する可能性があるので注意してください。
ポールの結合部分が変形しているものも注意してください。
ポールをしっかり差し込みまずに設営する結合部分が変形し、設営中に最悪破損する恐れがあります。

幕体のシームテープはしっかり圧着されているか、ベタつきはないか
縫い目に施されている防水加工、シームテープがしっかり圧着されているか確認しましょう。
浮き上がっていたり完全に剥がれたりしていると、突然の雨に見舞われた際に甚大な雨漏りに襲われます。
ベタつきが出ているものも雨に降られるといたるところから浸水してきます。
遮光性も失われているため、日差しの暑さをモロに受けてしまいます。

幕体の穴や汚れ、ファスナーが破損していないか
専門店なら設営や一度広げての確認を行っている場合が多いですが、総合リサイクルショップなどの場合はそこまでの確認を行っていないことがほとんどです。
「現状販売」と表記し、ジャンク品と同様の販売方法をとっている場合がほとんどなので、必ず確認しましょう。
チェックをしていないにも拘らず値段は正常品と同等な場合がほとんどです。
「現状販売」として販売されている場合は返品にも応じてもらえない可能性があります。

☆参考:Colemanの古いモデルと最近のモデルの見分け方

以前の記事でsnow peakの古いモデルと最近のモデルの見分け方を紹介しましたが、今回はより中古ショップで見かけるColeman(コールマン)の見分け方を紹介します。

前記事:ロゴで見分けるスノーピークの製造年代

品番で見分ける
品番が149T○○○○や170T○○○○○などの場合はほぼ10年以上前のモデルです。
2012年以降のモデルは20000から始まる10桁の数字になります。
下5桁の数字が大きければ大きいほど、新しいモデルとなります。

ロゴの色で見分ける
10年以上前のタープやテントのケースについているロゴの色は赤色です。
現行のモデルは白色となっており、赤文字ロゴというだけで古いモデルと見分けることができます。

2 付属品は揃っているか

ペグやロープは消耗品なのでどちらかと言えば無いものとお考えください。
説明書は付いているか、ポールはすべて揃っているか、ランタンであればヒートシールドなど一見して分かりづらい細かなパーツがちゃんと付いているか、キッチンテーブルなどであればフックやランタンポールなどが揃っているか、ケースなどは付いているかなど必ず確認しましょう。

ヒートシールド

使用する際に必要なものが欠品していた場合、それが現地で判明したとあっては目も当てられません。

3 動作に不具合はないか

ストーブやランタン系は特にチェックしてください。
ガソリンを燃料にしているモデルであれば、
・ポンピングは問題なく出来るか
・チェックバルブからガス漏れはしないか
・燃料バルブはしっかり密閉されているか
・バブルホイールを開いたときにジェネレーターやノズルからガスがしっかり噴き出すか

イグナイターが付いているモデルであれば火花がしっかり飛んでいるかもしっかり確認しましょう。

どこか1つでも異常があればパーツの交換などの費用がかかってしまうので、確認できる部分は必ず確認しましょう。

ネットで購入する場合

ネットで購入する場合のチェックポイントは2つです。

1 詳細な画像が複数掲載されているか
2 商品の詳細がしっかりと記載されているか

1 詳細な画像が複数掲載されているか

かなり重要です。
全体の画像や付属品の画像、傷や汚れなどの画像などがしっかりと掲載されているか確認しましょう。
「使用に伴う小傷があります」
「使用に伴う汚れがあります」
と文章で書かれていても、実際その程度の感じ方には個人差があります
どの程度のダメージなのか画像で確認しましょう。
掲載画像があまりにも少ない場合はダメージを過少に記載している可能性があるので、追加で画像を見せてもらえないか問い合わせをしたほうが安全です。

2 商品の詳細がしっかりと記載されているか

付属品は何が付いているか、状態についてしっかりと記載されているか、個人が出品しているものであれば購入時期や使用頻度などを確認しましょう。

個人出品の場合、不利益な情報をあえて記載していない、または隠している場合があります。

ランタンなどで、ジェネレーターやチェックバルブの交換が必要な不具合が出ているにもかかわらず、
「数年前まで使用していました。燃料がないため点火チェックはしておりませんが圧はかかります。」
としか記載していない悪質な出品者もいます。こういった場合ははじめからメンテナンス前提のジャンク品として購入しないと後悔することとなります。

中古のアウトドア用品専門で出品している業者は不具合のある部分はある程度記載されていますが、総合リサイクルショップが出品しているものに関しては、「画像で判断してください」「動作未確認です」「付属品はチェックしてません」といった内容で販売している商品が非常に多く存在します。

必ず不具合があるわけではありませんが、後悔しないためにもこういった出品物に関しては手を出さないか、不具合がある前提で購入しましょう。

気になる部分は購入する前に必ず問い合わせをして確認しましょう。

中古品は安く購入できる分、リスクが付きまといます。
少しでもリスクを減らせるよう、しっかりと確認にして快適なキャンプライフを楽しみたいですね♪




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